4. SNSの禁止行為
- SNSは、インターネットを通して交流の場を提供するサービスです。
それでは、あなたが思いつくSNSをできるかぎり挙げてみてください。
解説
一例
テキスト
- 「Facebook (フェイスブック)」
- 「Twitter(ツイッター)」
- 「LinkedIn(リンクトイン)」
写真・動画 専門
- 「Instagram(インスタグラム)」
- 「Tumblr(タンブラー)」
- 「Snow(スノー)」
- 「TikTok(ティックトック)」
- 「YouTube(ユーチューブ)」
- 「Snapchat(スナップチャット)」
- 「SHOWROOM(ショールーム)」
メッセンジャー
- 「LINE(ライン)」
- 「WhatsApp(ファッツアップ)」
- 「Viber(バイバー)」
インターネットでは、さまざまなネットワーキング・サービスが提供されています。なかにはSNSと意識せず、毎日利用しているサービスがあるかもしれません。
2019年のSNSの月間ユーザ数は、「Twitter」4,500万人、「TikTok」950万人、「Instagram」3,300万人、と発表されています*。
SNSは現実社会に次ぐ、重要なコミュニティと言えそうです。
*アクティブユーザ数/各SNS運営企業の発表より
ここではSNSでの情報発信のマナーとして、
SNSの利用ルールを確認します。
4-1 SNSでの不適切な行為
ほとんどのSNSには、行ってはいけない行為があります。これらは「禁止行為」「不適切な行為」として既定されており、もし違反すると、アカウントの停止や退会になります。また、他のユーザから法的に訴えられる場合さえあります。
不適切な行為とは、次のようなものです。
誹謗中傷
他のユーザを、攻撃的に非難したり馬鹿にする行為。相手の名誉を損なう行為。
言葉が丁寧でも攻撃的な内容を含む場合までさまざまです。
たとえ相手と議論になった場合も、相手の人格そのものを侮辱する発言をしないようにします。
公序良俗に反する投稿
アダルト・残虐なコンテンツなど、SNSの運営者が禁止している内容。また、差別的な発言も禁止されています。たとえば、他の人の人格や宗教などを傷つけたり、誰かを社会的に排除するような発言です。
ハラスメント的な行為
セクシャルハラスメント、モラルハラスメントなど、相手の立場を背景とした嫌がらせ行為。
なりすまし
他人の名前を使って本人になりすまし、本人が発言しているようにふるまう行為。一般人/有名人、どちらも禁止されています。
迷惑行為
同じ内容をコピーして何度も投稿する、大量に返信を送りつけるなど愉快犯世間を騒がせて、それを楽しむ行為。その犯人のこと。的な行為。
認められていない営業行為・宗教への勧誘など
管理者が認めていないのに、他のユーザに品物を売りつけたり、宗教に勧誘するなどの行為。
なお、本人に悪意がなくても、結果的に不適切な行為になる場合もあります。
これを避ける為には、インターネットは実社会と同じマナーでコミュニケーションすると良いでしょう。日頃から社会の多様性についてアンテナを高くし、知識を深めることも大切です。
4-2 不適切な行為への対処
もし自分が、4-1のような行為を受けたときは、次のように対処をすることが考えられます。
相手にしない
SNSでは相手にせず無視することが最適な対策といわれています。相手は自分への関心をなくし、発言しなくなることもあります。
ミュートやブロックの利用
多くのSNSには、相手を自分から見えなくするミュート機能や、相手が自分に返信できなくなるブロック機能があります。
他にも、自分が登録したキーワードを含んだ発言を非表示にするフィルター機能がある場合もあります。これらの機能を利用します。
行為者のSNS参加資格の抹消
違反行為がおさまらなかったり、内容が非常識でルールを無視したもの、脅迫にあたるものだったときは、SNSの管理者に報告し、相手のアカウント停止を依頼することができます。
報告するときは、相手の発言の記録など事実が分かる内容を添えましょう。
このような方法でも収拾できないときは、弁護士など専門家に相談し、法的な措置を取ることも考えられます。
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