1. 情報活用能力とは

  • 私たちは毎日、多彩な「情報手段情報を集めたり発信するためのツールのこと。インターネット、パソコン・タブレット・スマートフォンなど。
    街の中の看板や、駅の電光掲示板などもこれに当たる。
    を使い、さまざまな種類の情報を利用しています。
    では、インターネットでやりとりされる「情報」には、どのような種類のものがあるでしょうか?

解説

メディア、団体、専門家など

  • ニュース
  • 専門知識
  • 公共的なお知らせ など

企業

  • 商品情報
  • 企業情報
  • 広告 など

ナレッジコミュニティサイト参加者が知識を共有するナレッジコミュニティ(knowledge community)のウェブサイト。IT専門の「Qiita」、さまざまなジャンルの質問に答え合う「Yahoo!知恵袋」など。

  • ユーザ投稿による知識や技術の情報
  • ユーザによる質問への回答 など

個人が発信する情報

  • SNSソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略。ウェブ上で社会的なつながりを可能にするサービス。たとえば「Facebook」「Twitter」「TikTok」「Instagram」など。での発言・投稿
  • ブログ記事
  • プロフィール など

認証情報

  • パスワード
  • ID
  • 決済情報 など

情報のタイプ

  • 文字(記事、メール、SNS、認証情報など)
  • 画像(写真、イラスト、解説図など)
  • 動画(投稿動画、配信コンテンツなど)


あなたはこれらの情報を適切に判断し利用しているでしょうか。
また、発信者としての責任を持って、情報を発信しているでしょうか。

この学習の目的は、 ICTインフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー(Information and Communication Technology)の略。「情報通信技術」。従来の「IT(情報技術)」からさらに進んで、データを通信することを前提とした技術の総称として使用されます。 社会の「情報活用能力」を身につけることです。
はじめに、情報活用能力とはどのような能力なのか、見てみましょう。

1-1 情報活用能力とは

情報活用能力とは、「情報をみずから収集・判断・表現・処理・創造し、その後、自ら発信・伝達できる能力」です。
具体的には、さまざまな情報手段を利用して、「みずから問題を発見できる」「問題を解決できる」「情報に対する自分の考えが持てる」能力とされています。

1-2 情報活用能力の3つの要素


情報活用能力は、次の3つの要素で成り立っています。

1.情報活用の実践力

ICT社会における情報の役割を理解し、情報を主体的に活用できる力。

  • 情報を自ら、収集・判断・処理し、表現・創造できること
  • 受け手の状況などをふまえて、適切に発信・伝達できること
  • 課題や目的に応じ、情報手段を適切に選んで活用できること

2.情報の科学的な理解

情報をより良く使うための、「情報」や「情報手段」の知識。

  • さまざまな情報の特性への基礎的な知識
  • 情報手段の特性の知識
  • 情報や情報手段をより良く使うための具体的な知識

3.情報社会に参画する態度

情報モラルを知り、情報社会の一員として発信に責任を持つこと。

  • 情報が他者に及ぼす影響の理解
  • 自分の情報活用の方法の把握
  • 発信する情報への責任



このEラーニングでは、それぞれの要素について知り、「情報活用能力」の基礎を身につけていきます。